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オープニングフェイズ
Opening 1:コーデリアと会う
- GM
- そしたら、今は大教会のエントランスの一角。ベネデッタから預かった手紙を受付に見せて、コーデリアの反応を待っているところ
みんなと一緒にキアラも来ているけど、不安そうな表情だね - エミル
- おー
- GM
- じゃあ、この街について少し説明しておこう。
〈天命都市〉はこの地域では最大の都市。建物のほとんどは白を基調にしていて、外観ではそれに植物の緑が添えられている。
門を入ってまず目に入るのが、大通りの先、街の中心部にある山のような塔。見上げるような高さのそれが『自由と光の教団』の大教会だ。
その他の建物は中心部に近付くに従って背が高くなる。外側の方の新しい建物は、大教会に近い側の建物より低く建てるように決められているためだ。
(教会の鐘楼がなるべくよく見えるようにとの基準だが、もちろん、一階建てより低くはならない)
- GM
- ちなみに冒険者の宿は街の外れの方になるから、広さはあるけど高さはない
と、そんな感じの都市が今は近く催される聖マウロ祭の準備で活気に溢れている。あちこちに花が飾られ、大通りにはすでに臨時の店も出はじめていた
キアラはこの規模の都市に来るのは初めてだそうだ。〈海陽の港街〉もよく見てないから、なおさら驚いている感じだった - エミル
- 山奥から出てきたんだもんねえ
- GM
- 祭には興味ありそうだけど、しかし今はやはり背後が気になっているみたいだね
- イェルク
- お祭りってほんとにお祭りなんだねえ
- GM
- 一応、前夜祭が一番盛り上がって、祭のその日は厳かな式典になる
- リーザ
- 稼ぐなら前夜祭で、かw
- エミル
- o0(踊り子さんの稼ぎ時は前夜祭だね…
- GM
- 大体そんな感じw
と、そこにエミルを呼ぶ声がするよ。エミルには聞き覚えがある。コーデリアだね。会うのは半年ぶりだ - エミル
- お
- コーデリア
- 「エミル、久しぶりね! あ、少し背が伸びたんじゃない?」
- GM
- 懐かしい顔だけど、見た目は少し変わってるね。三つ編みを下げるほど長かった栗色の髪は短くしてしまったようだ
そこに白をベースに青をあしらった聖騎士の制服をピシッと着ているから、遠目には青年のようにも見える - エミル
- ほうほう
- GM
- 他の人からも、まあ、悪い人には見えないだろうね
- エミル
- 「コーデリアさま! お久しぶりです! まあ、髪を切られたのですね…」
- コーデリア
- 「前の方に出てメイスを振り回すのには邪魔だったからねー」
- リーザ
- さすがw
- エミル
- メイスw
- マックス
- (ここにもドンキーズが
- エミル
- も、ってなんですかw
- リーザ
- え。も、だよねw
- ジャン
- も、ですね
- エミル
- なんですか、総出でw
- GM
- わはは
- エミル
- 「見違えましたわ」
- GM
- そしたらコーデリアは一行の中でキアラに目を留めて
- コーデリア
- 「この娘が追われているの? 院長様からの手紙には、詳しいことは書いていなかったけど」
- GM
- とエミルに訊ねる
- エミル
- では、エミルはかくかくしかじかと、さらわれたこととか、ヴェスペルのこととか、ひととおりの説明をするよ。故郷がどこにあるのかもわからない、ってことも
- GM
- はいな。ヴェスペルの話になると、コーデリアが腕を組む
- コーデリア
- 「右手にサソリの刺青がある男か……」
- リーザ
- 「何か心当たりでもあるのかい?」
- コーデリア
- 「そいつに、この二ヶ月で二人の司祭が殺されたの。たぶん、同じやつだと思うわ」
- エミル
- 「なんですって!」
- コーデリア
- 「二人とも裏に黒い噂があったから、一部では歓迎されてるのよね。それで捜査も思うように進まなくて」
- リーザ
- 「冗談じゃないよ!」
- エミル
- 「黒い噂…ですか?」
- コーデリア
- 「私はその事件にはあまり関わってないけど、調査に当たってる先輩達は寝不足で目の下にくまができてる」
- リーザ
- お肌も荒れてるなー、きっと…
- コーデリア
- 「身内の恥になるからあまり言えないけど、収賄はほぼ間違いないようね」
- マックス
- 「聖職にある者が収賄とは…」
- リーザ
- 「そんなもんさ、お偉いさんて奴はね」
- エミル
- 「それは…許しがたいことですが、でも、殺されるなんて…」
- コーデリア
- 「司祭の中には、自分も狙われるんじゃないかと怯えてる人もいるみたい」
- GM
- 結構、神出鬼没っぽい感じみたいだね。ただ、この街ではまだ被害はないようだ
- マックス
- 他にそんな噂がある司祭はいないのかな
- GM
- 一応、他に一人は名前が挙がってる
そっちにはすでに聖騎士が何人か警護に行ってるらしいけど、この都市の外だとどうやっても万全とはいかない様子もあるね - エミル
- ふうむ。やっぱり、アンデッドとか使ったんかのう。ここでも。ヴェスペルさんは
- GM
- そうだね。襲撃時点ではかなり使われてる。ただ、とどめは自分の手で刺したらしい
- ジャン
- ふぅむ
- GM
- 何か恨みがあるんだろうという印象はあるみたいだ
- エミル
- 2話の冒頭のシーンを思い出すに、そんな感じよねえ
リーザさんはそのあたり、心当たりとかありそうなのかしら - GM
- リーザはヴェスペルの動機についてはよく知らないね
- リーザ
- うーむ、司祭は一族にいないしなw
- エミル
- 一族の宝を奪われた、ってだけか
- リーザ
- 宝を奪われただけじゃないけどねw
- GM
- とりあえず、この街の安全性はかなり高いとコーデリアは言うよ。外壁には魔物除けの結界があるし、内側には司祭や聖騎士が大勢いるからね
祭の時期だし、もう一人もこの街に来る予定はあるみたいだけど、まだ到着していないようだね - エミル
- キアラたんの身柄は預かってくれそうかな
- マックス
- キアラを預けて、その残りの一人に話を聞きたいかな
- GM
- それについてはやはりすぐには決められないけど、コーデリアは
- コーデリア
- 「キアラちゃん、だっけ? 今後のことが決まるまでは私の部屋に来てもいいけど、どうする?」
- GM
- と申し出る。キアラはコーデリアとみんなを交互に見て悩んでいるけど
- エミル
- 「コーデリアさまは信頼のできる方ですわ。大丈夫ですよ」
- エミル
- とでも。あ、でもそうか、お祭り見たいかなw
- GM
- それはあらかじめ話しておけば、合流には問題ないよ
- リーザ
- リーザとしては一抹の不安もあるなー。相手はあれだし
- ジャン
- あれですからね
- GM
- コーデリアも自分の仕事があるときはずっとは見ていられないけど、しかしまあ、街自体が安全だからという意識はある
- リーザ
- 「相手は死霊使いの術師だからね。油断はしないほうがいい」
- エミル
- ふーむ。キアラちゃんはどうしたいかなー
- GM
- キアラはみんなと一緒にいたい風ではあるけど、無理は言えない立場とも承知している
- ジャン
- 一緒にいて守れる保証はないんですよね。あの時も逃げるしか手がなかったし…
- リーザ
- でもまあ、私らよりはレベルの高い聖騎士とかがごろごろいるんだよな、ここ…w
- GM
- クラスがパラディンというだけで最低10レベルだしね
- エミル
- 確かにそうだww
- GM
- でもしかし、10レベル(モブ)とかであったりもする
- 一同
- もぶww
- イェルク
- そんな人でももぶになるのか…w
- GM
- モブモブだよ。パッと見ただけでもリストにレベル17(モブ)とかはあるな…
- エミル
- www
- リーザ
- どんなモブw
- エミル
- コーデリアさんがずっと見ていられるわけじゃないとなると、いっしょにいた方がいいのかなー
- リーザ
- でも、街中の宿とかで一緒にいるのはさらに危険
- ジャン
- ヴェスペルが何で狙っているかだなぁ…どうやってもあれが諦めるとは思えないし。なんとなく
- イェルク
- そのうち「はやりの服は嫌いですか?」ってお洋服持って出てくるのでしょ?
- GM・エミル
- wwww
- GM
- まあ、みんなが不安というなら、キアラはコーデリアの部屋にお世話になるよ
- エミル
- なやむけど、その方がいいだろうなあ…できればお祭りも見せてあげたいけどねー
- GM
- うむ。とりあえず前夜祭は明後日の夜だし、コーデリアもぜひそれまで滞在していくように勧めるよ
- エミル
- あ、そうか。まだ今日じゃないんだw じゃあそのように
- GM
- 前夜祭まで時間があるから、見物や買い物をしてもいいね
ちなみに冒険者の宿の主人は、ひょろい神経質そうなヒゲ親父だよ - エミル
- 「もし大丈夫なようだったら、いっしょにお祭りを見に行きましょうね」
- リーザ
- 「あの男がこれであきらめるとは思えないけどね…」
- キアラ
- 「はい、ぜひ。みなさん、ありがとうございました」
- エミル
- 「コーデリアさま、よろしくお願いいたします」
- GM
- じゃあ、キアラはみんなにぺこりとお辞儀をするとコーデリアについていくよ
- リーザ
- で、私らはどうしますかの
- エミル
- じゃあ、とりあえず宿かなあ
- GM
- うむ。宿に戻る頃には、〈海陽の港街〉から来たという旅人から向こうの様子が聞ける
- 一同
- おお
- GM
- 前日の昼頃、冒険者の宿で騒ぎがあり、宿の親父が大怪我をしたらしい。でも、宿の周囲に追加配備されることになった警備兵が駆けつけてどうにか一命は取り留めたということだ
ベネデッタがどうなったかは聞けないけど、ただ、死者は出ていないようだとは聞ける - エミル
- ホッ
- リーザ
- 親父さん…(ほろり)
- エミル
- ベネデッタさまも怪我とかしてないといいのだけど。でも、襲撃したのは誰なんだろう
- GM
- みんなが逃げ出したあれだねえ
- リーザ
- や、みんなが逃げたあと足止めしてくれようとしたんじゃないかと
- エミル
- ああ、そうかそうか。あれ、前日か。そういやw
- GM
- うむ…w
- リーザ
- だよw
- ジャン
- デュラハンでかなり時間食ったような気がしていました
- GM
- というところで、シーンを区切ろう。何か買いたい物があるなら今のうちにね。前夜祭の頃は普通の店は閉まるよ
- リーザ
- 今は大丈夫ー
- イェルク
- わたあめー すももあめー きんぎょすくいー
- エミル
- www
- リーザ
- ソースせんべいー
- イェルク
- やきそばー
- ジャン
- (リアルでひまたね中…)
Opening 2:イェルク登場
- GM
- というわけで、ようやくイェルクのシーン。前のシーンからすると翌日になる。
前夜祭前日の昼の事。大教会の一室で、イェルクは兄弟子と会っていた。
名前はファウスト。焦げ茶色の癖毛でサングラスを掛けている。かなりくたびれた様子で年寄りにも見えるが、イェルクの知るところでは25歳のはずだ。
イェルクは彼に、拳の師匠からの荷物を届けに来たのだった。
- GM
- ちなみにこの部屋はファウストの私室。ベッドと机があるだけの、縦長四畳くらいの広さ
そしたら荷物を受け取ったファウストはニヤリと笑って - ファウスト
- 「ありがとう、イェルク。荷物は順調に受け取りましたよ
しかし先生は順調に元気なようですね……チッ」 - エミル
- www
- リーザ
- こらこらw
- イェルク
- 「わぁ、聞いてもたー聞いてもたー。なんや舌打ちみたいなんが聞こえましたけどぉー?」
- ファウスト
- 「順調に気のせいですよ」
- イェルク
- 「したら俺も順調に忘れた頃にチクっときますわー」
- ファウスト
- 「ところでイェルクはそろそろ順調に帰るんですか? それとも順調にお祭り見物でも?」
- イェルク
- 「あー、特に急げとか3日で帰れとかの無茶今回云われてないよって、暫くのんびりしよかなあ思てるんですけどね」
- ファウスト
- 「そうですか。じゃあひとつ順調に頼まれてくれませんか。順調に使いっ走りで申し訳ないんですが」
- イェルク
- 順調すげえな
- リーザ
- 口癖なのやねw
- GM
- 超順調
- エミル
- www
- イェルク
- 「順調に気が向いたら考えるかもわからんけども、何すか?」
- ファウスト
- 「祭の夜、順調にりんごあめ買ってきてください。順調にその夜にしか出ない限定ものなんですよ」
- エミル・イェルク
- りんごあめww
- リーザ
- …甘党?w
- ジャン
- 限定品…
- ファウスト
- 「僕が自分で行けるなら順調に行きたいところなんですが、仕事が順調に溜まってましてね」
- エミル
- なんて順調な
- イェルク
- 「さぁすが先輩は違いますなあ。溜め方まで超一流やなんて」
- GM
- 机には書類が山のように積まれているからねえ
- ファウスト
- 「そんなに順調に褒めなくてもいいですよ」
- イェルク
- 「ほんなら、俺の片手が空いてたら、考えときますわ」
- イェルク
- とか云ってても、あとで何があるか解ったモンじゃないからしょうがないから買ってあげようかな レベルで
- リーザ
- ファウストさんも教会関係者?
- GM
- イェルクの知る限りでは、教会の事務の一部を担当してる
- イェルク
- モンクなのに事務員…
- GM
- 前は前線にいたんだけど、腰を痛めたんだよ
- イェルク
- 裏で必殺仕事人したり? ちがった
- エミル
- 腰w
- ジャン
- あらら
- リーザ
- www
- ファウスト
- 「順調にひとつでいいんですが、油断してると売り切れるんで、順調に注意してください
順調に確保できたらすぐ持ってきてくれなくてもいいですが、順調に落とさないようにしてくださいよ」 - イェルク
- …プラパックもないような時代で、無茶言う兄弟子だ…
- リーザ
- 兄弟子ってそんなもんじゃないの?w
- イェルク
- 「ほなら、精々座り仕事でこれ以上腰やらんように気ぃつけてー」
- ファウスト
- 「いやあどうも。イェルクは順調にいい弟弟子ですね。あとは早くあの先生を順調に地獄に送って下さいね。頼みましたよ」
- エミル
- 物騒な先輩だなw
- イェルク
- いったい先生何やらかしてる人なん…w
- イェルク
- 「俺の人生の失敗の一つは、にーさんが先におったことやわ…
もっと褒めて小遣いのひとつやふたつくれてもええんですよー?」 - エミル
- www
- ファウスト
- 「順調に小遣いをやれるような身分ならこんな狭っくるしい部屋にいませんよ」
- イェルク
- 「りんごあめ代も貰えないよーなら、しゃあないわ、舌打ちの件を…」
- ファウスト
- 「……わかりました。順調に仕方ないですね」
- エミル
- 折れたw
- イェルク
- 意外にあっさり折れる先輩だ
- リーザ
- うはははは
- ジャン
- 順調だから
- GM
- それだけりんごあめが食いたいのだよ
- リーザ
- どんな限定品なんだかw
- ジャン
- 真っ青のりんごあめとかだったらやだなー
- エミル
- しかし先輩、あの事件の調査でもしてるんかねえ。こんだけ仕事たまってるって。目の下にくまとかできてない?w
- GM
- 目の下にくまがあるのは、イェルクの知る限りでは、前からだ
- イェルク
- まえからw
- エミル
- www サングラスはそのために…
- イェルク
- 「毎度~ ほなら、そのうち届けに来るかもしらんで、そこらの人にちゃんと客来る云うん伝えといてくださいね?」
- ファウスト
- 「そのへんは順調に大丈夫ですよ。では頼みます」
- イェルク
- 「かーしまこりましたぁ」
- エミル
- www