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その1

さて鯖山に帰ろうか

ミツキ
指痛いので、今日兄ちゃんは無口です
GM
まぁ、そのくらいでちょうどいいんじゃないか? 周りとの会話速度が(笑)
アヤ
兄ちゃんは負傷中か…

ミツキPL、この数日前窓のサッシに盛大に手指を挟んでいました。オンラインセッションでは致命的。

GM
そんなわけでどうするかね?
アヤ
鯖山まで何日かかるんだっけ
ミツキ
3週間ばかじゃなかった? そこのエンカウント+αくらいなんじゃね?

ただでさえ一月ぶりなうえ普段より1時間ほど押しの為、大凡の進行具合を計っております

カズマ
三週間だね。でも馬車があって
ミツキ
でも馬車にはしぬほどにもつが
カズマ
あ、そうか
アヤ
そのかわり荷物持ちがいるし
アイ
前回は村までは帰ったんだっけ
GM
村には帰ってる
カズマ
道すがら、戦士系のスキル教われるんだな
アヤ
じゃあ、鯖山に帰りがてら道々心温まる交流を?
カズマ
スチールソード+2が強すぎてどうしようって話だったな
アヤ
スチールソードだっけ?
カズマ
カズマがもらったのはそう。スチールソード+2『残月』のはずだ、たぶん
GM
桜花と残月だわね。スチールは残月
アヤ
ボーンソード+50の印象が強すぎて、そっちを忘れてた(笑)
GM
だからそっちはないっつの(笑)
カズマ
(笑)

プレイバック。

須王
「ほれ、娘っ子。オマエにはこれがいいだろ。そこのチビ(カズマ)にはこれ」
GM
といって放り投げたのはさっき須王が使っていた長刀(大剣)と、
カズマ
ボーンソード+50!
ミツキ
プラスすぎ(笑)
アイ
(笑)
アヤ
素で吹いたわ(笑)
アヤ
あんまりさらっと言われたから、あるのかと思っちゃったんだよ(笑)

今後の「さらっと嘘を混ぜる」に注目。
なぜこんなことが起きやすいかというと、フィールドにしているSecondLifeの当時のチャットシステム上、発言者欄がアバターのアルファベット名になってしまって、発言者の読み違えが起こり易い傾向にあるんですね。

カズマ
そしてたぶん鬼に何か聞きたかったんだが忘れた
アヤ
うむ…アヤは、そうだ、桜花の前の持ち主の話をもっと聞きたそうだ

出立しましょう

GM
んじゃまぁ、必要な素材も全部あつまったから、村人達は君たちにそれを渡してあとは伝票も渡すよ。受け取りとかのやつ(笑)
アイ
伝票(笑)
アヤ
領収書は上様で?(笑)
ミツキ
領収書出んのかよ(笑)
GM
幻蔵さんに渡してくれればわかるよーって。もう慣れたものらしいよ、八十年くらいの付き合いだから
カズマ
そういう細かいのは、もしかしたら手癖が悪いかもしれないハヤトか、
ハヤト
むぅ
カズマ
もしかしたらすっかり忘れてしまうかもしれないミツキに持たせよう
アヤ
(笑)
GM
危険じゃねーかよ(笑)
カズマ
カズマは数字はサッパリだ
アヤ
カズマさんが持つといいよ、そういうのは(笑)
ハヤト
数字よりも、責任ですよ、責任
アヤ
数字はさっぱりでも、運べばいいんだから(笑)
アイ
このメンツ、だれもその辺きっちりした人いなそう(笑)
GM
まぁ、中身の確認は幻蔵がしてくれるだろうよって話だよ(笑) もう村長が生まれる前から村との付き合いがあるから、ほとんどツーカーだもの(笑)
カズマ
じゃあ他の人が「おい、誰か持てよ」的に牽制し合ってるならカズマが持とう。仕方ないし(笑)
アヤ
いいと思うよ(笑)
アイ
数字はさっぱりでも、大事なものをなくさない、とかはしっかりしてそう、カズマくん
GM
まぁ、書簡にはいってるし、中身を見る必要もないからね
材木とかは荷車に固定して、馬でひけるようにしてくれた
カズマ
OK、わかった。鬼に聞きたいことは思い出せないということが
GM
結局それか(笑)
アヤ
(笑) 道々話してるうちに思い出せるんじゃない(笑)
カズマ
じゃあとは村の人たちに別れを告げて
GM
セリアを始めとして、村人総出で見送ってくれるよ
アヤ
セリアさんとの涙の別れはいいの?(笑)
ミツキ
どうせろくにつっこめないから、ごんごんすすめてくれていいよ(笑)
カズマ
「今日はミツキの調子が悪そうだな……何か悪いものでも食ったのか」
アヤ
「兄ちゃん、大丈夫?」
アヤ
朝早すぎてまだ眠いとかか
アイ
それだ!(笑)
ミツキ
にいちゃん口内炎でも出来たんじゃね(一同笑)
GM
で、帰りの二日くらいの食料も渡してくれる
鶏肉を干したものとか、塩漬けにしたものに木の実でねった餅と、鳥の内臓をぬきとって塩漬けにしたものとか
カズマ
カズマは確か保存食がまだ残っていたはずだ
とりあえず、いただいた食料は鬼から見えないところに収納しておこう
アヤ
そうしよう(笑)
GM
山菜を炒ったものとかお土産的に作ってくれたよ。保存食ではないから早めに食べてねーと
アヤ
「ありがとう!」
アイ
塩漬けとかもちそうだけどなー
GM
浅く漬けてるからそれほどもたないよ。精々一週間とか。保存できるくらいだと、水戻し必須になるくらいにつけこむから(笑)
アイ
ふむ。まあ、じゃあ早目にいただきましょう
カズマ
あー、そいじゃーあと120くらい払って、酒を樽で買う。鬼に土産で
GM
あいよー
カズマ
スキル教わったしね
アヤ
お、えらい。じゃあアヤも半額払うよ。スキル教わったし(笑)
アイ
じゃあ私はもふもふに何か……
カズマ
(笑)
アヤ
なにが好きだろう? 山菜食べるかな?(笑)
アイ
何がいいんだろう。にんじんとか?(笑)
GM
(笑) では一応彼らが言っていた、森に寄って合流する、でいいのかな?
アヤ
はーい
カズマ
そのつもり
アイ
ですねー
ハヤト
お嬢さんとは涙のお別れです
GM
まぁ、セリアは気楽にニコニコ顔で見送ってくれるよ(笑)
セリア
「またきてくださいね♪ まってますからー」
アヤ
気楽だ(笑)
カズマ
来るのはいいけど帰るのが面倒だな(笑)
GM
帰りはがっちり三週間だからね(笑)
アヤ
「おせわになりましたっ(ぺこり)」
アイ
「帰ったら《マーク》覚えよう……」
ミツキ
(笑)
GM
村人一同君たちには恩義を感じているのか、姿が見えなくなるまでみんな手を振って見送ってくれました
ミツキ
(ここで、何か有ったら鯖山の宿溝口にとかきっとハヤトがおねえちゃんに
カズマ
じゃあ一応、いま間借りしてる宿の名前を教えておいて、何か困ったことがあったら連絡してくれと言っておこう
ミツキ
カズマがいってしもた(一同笑)
ハヤト
むぅ
アヤ
カズマさんなら下心ゼロだ
GM
まぁ、そんなにないことを祈るって言うけどね、村人は(笑)

合流

GM
さて合流地点は最初に出くわした森の所なんだけど
カズマ
生ものはさっさと食べてしまっておこう
アヤ
(笑)
GM
そこで須王がきちんとした胴衣を着て、自分の周りに複雑な形に配された剣の陣の真ん中に正座して座っている
アヤ
あら
アイ
カズマ
おお?
GM
雰囲気はぴんと張り詰めたような空気をもって荘厳さすら感じる風格がある
アヤ
「(ほよほよ)」
GM
しばらく瞑目していたかと思うと、いつ立ち上がったのかもわからない身のこなしですぐ近くの片手剣をとり、かろうじて目で追える程度の速さで三回空を切ると、流れるような足裁きで別の武器に向かい、武器を入れ替え、また三連……と、まるで舞を舞うように剣をふるい、
アヤ
(なんかそんなスキルあったな! これか!)
カズマ
カズマもこの鬼は武芸に関してだけは尊敬できると思っている
ハヤト
だけか
ミツキ
「(ああしてりゃあ愚蠢にも見えないのになあ)」
GM
およそ二十四本。武器を全てふるい、それぞれの位置を入れ替えるように使うと元の位置に戻り、しずかに正座に戻る
アヤ
アヤは目を丸くして見入ってるよ
アイ
同じく目まんまるのアイ
アヤ
「すごい…」
天鶴
「おい、あの小僧達きたみたいだぞ」
須王
「あ? おう、よう。ちょうど稽古も終わりだ。でかけるかい?」
アイ
「……稽古?」
アヤ
「稽古、なんだあ…」
須王
「そらおめー、剣の稽古にきまってんじゃんか。まめにやらないとどんなものでも鈍るんだぞー。おめーが呪文忘れないように毎日本読んでるのと同じだぁな」
アヤ
「いっ、今の! 今の、なに!?」
アヤ
そりゃもう目をキラキラさせつつ
須王
「あー? 今のってどれ?」
アヤ
「今、やってた技みたいなの! 3回連続で、ぐおーって!」
アイ
(笑)
カズマ
剣覇剣覇剣剣覇ッとまあそんな感じか

けんけんぱ。

須王
「なにも特別なことはしてねーよ(笑) 単純に動きをずっと止めないように、いつかないようにするだけだぁよ」
カズマ
考えるな、感じろ
アヤ
「ふわー」
アヤ
アヤの中で 須王の株が 100上がった!
アイ
(笑)
GM
(ウシロで天鶴が剣を器用に耳で挟み、元の鞘に収めている)
ミツキ
天鶴可愛い度が 100 上がった!
アヤ
(笑)
カズマ
「ところで先日の修練のお礼にこれを持ってきたのだが」
カズマ
と樽を
GM
須王はもうそら目をきらきらさせて…
須王
「こっこれいいのか!? 飲んでいいのか!?」
アヤ
「あっ、そうそう! この間のおれいに…」
GM
答えが出る前にがばーっと酒樽に抱きついてすりすりしている
ハヤト
むぅ
アヤ
あああえ
カズマ
「ひとつだけですぞ」
カズマ
ムック調に言おう
アイ
「天鶴さんにはこれね。お口に合うといいんだけど」
アイ
山菜をどっさりと
天鶴
「あー、わるいな。山奥のヤツは滋養にいいんだ。ありがたく食べさせてもらう」
GM
天鶴はもにゅもにゅと口を動かして山菜を食っている
アヤ
「ちゃ、ちゃんと荷物は運んでね?」
須王
「(凄い勢いで樽を片手で持ち上げてぐびぐびやりつつ)あ? まーかせとけって? 山だろうが谷だろうが持ち上げてもってってやるぜぃ」
アヤ
まさか一気に空にしてないだろうな、須王さん(笑) ああああ
アイ
たぶん一瞬だね(笑)
ミツキ
一瞬ならまあ、逆に心配はないかもしれんが(笑)
須王
「ふひー、五臓六腑に染み渡るー。よし、今日はここまでだ。次の楽しみにしとこっと。じゃいつでもいけるぞー」
アヤ
あ、ちゃんと自制した
カズマ
自制できたのか
アイ
えらい(笑)
天鶴
「そら、こいつは沢山飲みたいんじゃなくて、四六時中飲みたいやつだからな」
カズマ
だいたいわかった
アヤ
あああ、じゃあ道中が危ない(笑)
須王
「ゆうげんしさんってやつはキチンとけいかくてきに飲まないとな」
カズマ
しかしGMがひらがなで言うと「幽幻師さん」かと思ってしまう
GM
どんな商売だ(笑)
アイ
有限資産か(笑)
アヤ
「じゃあ、鯖山までお願いねっ」

らくちん旅

GM
奇妙な二匹との旅が始まりますが、不思議なことに山道で野犬一匹にもあわずにさくさくと道中が進みます
カズマ
おお
ミツキ
べんりないきものだ
GM
たまに狼の斥候みたいなのがふっと道にくるんだけど、天鶴を見るや森に帰っていくし、ゴブリンみたいなのが姿見えたなーと思うと、須王の姿を見て飛び上がって逃げ出していく
アイ
おおー
カズマ
「あんなもふもふがいたんじゃ、かわいさでは勝ち目がないぜ!」と狼(一同笑)
「あんなおバカがいたんじゃ、ギャグでは勝ち目がないぜ」とゴブリン
アヤ
何の戦いだ、何の(笑)
ハヤト
なんだかなぁ
アヤ
「あ、また逃げたー」
天鶴
「それはそうだ。俺はこのあたりの山で四十年くらいは仙馬として暮らしているし、須王は原生生物の頂点だった一族だしな」
須王
「いや、おめー、過去の栄光話してどうすんだよ、みっともねーなー」
アヤ
「(ほよー)」
天鶴
「ま、たしかにな。お前たち真鬼が栄華を誇っていたのも五百年以上前だ」
アイ
山の主みたいの?
GM
まぁ、そんなのりだろうね。ヌシサマー的な
須王
「…え? そんなにたってんの?」
ハヤト
あらら
アヤ
全然感覚が違うのだなあ
須王
「そら人間がぽんぽん代替わりするわけだなぁ…」
ミツキ
「今じゃわかりやすい大食いの酒飲みと」
カズマ
「お二人はいつ頃から一緒に?」
天鶴
「こいつに聞いても覚えてないだろうけど、俺が仙道を修めたときだからだいたい百年くらいまえだ」
アヤ
「ひゃくねん…」
須王
「え? そんなにたってんの?」
天鶴
「…ほらな?」
アヤ・アイ
(笑)
ハヤト
すごい腐れ縁なんだな
アヤ
「それまではどうしてたの?」
天鶴
「俺は俺で仙人について仙道の修行さ」
アイ
人間の10年くらいの感覚なのかな
GM
天鶴にはそのくらいの感覚で、須王はもっと短いっぽいね、体感
アイ
ふむふむ
ミツキ
「百年一昔ってわけか。そら知能もいろいろ飛ぶよな」
須王
「おまえさー、いろいろ失礼なこといってんだろ、俺に?」
アヤ
普段なら「兄ちゃんっ」といさめるところだが…
カズマ
ここ数日のミツキはいつものキレがないので、ようやく調子が戻ってきたのかと温かく見守る
ミツキ
え、口内炎?(笑)
アヤ
口内炎が治ってきた(笑)
須王
「泣くよ? しまいには」
ミツキ
「はは、まさかまさか。寂しいなあ、不幸な生い立ちは。自意識過剰ってやつだな」
アヤ
(笑)
ハヤト
「泣かしちゃだめっすよ、ミツキさん」
須王
「そうかー。まぁ、そうでなくてもオレサマはかっこよいからな。ついナルシストはいっちまうんだな、きっと」
カズマ
武芸以外ではあまり尊敬すべき点が見あたらない
ハヤト
でも、とんでもない化け物ではある
アヤ
「……(なんだか複雑な表情)」
ミツキ
「そーな。俺は今ものすごく天鶴に同情しかかったけどな」
天鶴
「同情とかいうな。本格的にせつなくなるから」
須王
「ほれるなよ?(キラーン☆)」
アヤ
「…安心して、惚れたりしないから……」
須王
「エー」
アイ
「なんかこう、性格的に勝てない……」
GM
まぁ、そんな具合でのんびり道中でんな
カズマ
でんな

今は昔

アヤ
「(話題を変えるように)ええとじゃあ、この剣は? いつ手に入れたの?」
須王
「どの剣よ?(背後に束ねてある武器の大群を指して)」
アヤ
背中の桜花を指差しつつ
須王
「ああ、それか。それはいつだったかなー。天鶴と会う前のだから、わりと前だな」
ハヤト
何百年単位か
須王
「あの時は時の朝廷に追われていて、軍隊の目をくらませて山に逃げ込んだときだなー。おもしれぇ女でな。女だてらに軍隊にはいって、しかも俺を最後まで追ってきたやつだったんだ」
アヤ
「軍の人だったんだ…」
須王
「さぁな。もしかすると縁者が紛れ込んでいたのかもしれんし、お偉いさんの娘だったのかもしれん。まぁ、俺には興味なかったけどな」
アヤ
「若い人?」
須王
「初めて会ったときは若かったな。追っ手はそいつ以外皆殺しにしたんだ。あの子だけは筋がよさそうだったんで見逃してやった」
アヤ
仁義なき世界や
ミツキ
「(……記憶力だけは妙に確かなんだなあこいつ…)」
アヤ
「初めて、って…じゃあ、ずっと、ずっと、年をとっても追ってきたの?」
須王
「度々追ってきてな。面倒だから一回やられてやったんだ。まぁ、わざとらしかったかもしれないけど。きられて谷から落ちて死んだ振り、だから
(どことなく楽しそうに)ところがさー。あの子、俺がわざと負けてやったのに気がついて、意地になって探してきやがったんだよ」
カズマ
でその剣はまさか殺して奪ったのでは……と少し心配中
アヤ
「むう」
ハヤト
「(フラグですね、戦士の女の子との…)」
アヤ
フラグ(笑)
ハヤト
「そういうときの女はたいてい惚れてるものっすよ」
須王
「シラネーよ。人間の女なんてそのときはもうこりごりだったからな
そんなもんだけど、さすがに相手にならんから、しばらく武芸をしこんでやったんだ。腕が上がったら命をとればいいって話でな」
アヤ
「え。敵、なのに?」
須王
「ついでにほれ、その剣(桜花を顎でさして)も作ってやってくれてやった」
カズマ
自作か
アヤ
自作!
アイ
フラグバリバリですね
ミツキ
「へえ、刀鍛冶なんて出来たのか」
須王
「俺ら鬼はおよそ技能、技術ってのに強いんだ。だから俺はカタナだけじゃなくて全ての鍛冶師であり、伊綱使い(武術)であり、音楽家でもある」
ミツキ
「………悪い、最後聞き取れなかった。なんだって?」
アヤ
「おんがくっ」
GM
そういうと須王は近くの葉っぱをもぎとって草笛を器用に弾いてみせる
澄んだ音色が風にのって美しい音程を奏でている
アヤ
ほへー
アイ
おおお
カズマ
するとどこからかエポナが走ってくる
ミツキ
れしらー れしらー れしらーしーらー
GM
こねーから(笑)

出典:ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス

アヤ
「きれい…」
ミツキ
「……(何か奇妙なものを見る目)」
天鶴
「俺も最初は信じがたかった」
ハヤト
「そりゃ、信じられないのもわかります」
須王
「ひっどいんだぜー、こいつ。しばらくどっかになんか隠してるんだろうっていいやがるんだよ(笑)」
天鶴
「こいつのどこから音楽的才能があると思うかね?」
アヤ
「隠してない…の?」
須王
「!(◎△◎)! ないよ!」
アヤ
「ごっ、ごめんなさい」
カズマ
カズマは須王を見て(角笛も吹けるのだろうか)と。頭の方を見ながら
アヤ
カズマさん(笑)
須王
「まぁ、それで桜花をあげてやって、しばらくしてなー。結局その子は結婚することになっちまって、勝負しないで終わっちまったけどな」
アイ
あらあ
須王
「まぁ、結果としてはよかったかもしれん。どっちか死んでいたんだろうし。女の子なんだから命をムダに捨てることもねーわな」
アヤ
「じゃあ、剣はその時に…」
須王
「いや。そのときはくれてやったままだよ。その後に大きな戦があってな。その子の嫁ぎ先も巻き込まれて家が滅ぶって時に会いにいったんだ。まぁ、もう落城で死ぬ寸前だったけどな」
ハヤト
殺伐としたロマンス
須王
「そのときに返してくれたよ(どこか寂しそうに)」
アヤ
なんかホントにろまんすっぽいな(笑)
アイ
「……(何も言えなくなってみたり)」
ミツキ
じゃあここでそろそろ旅芸人のおねえちゃんでも勝手に思い出しておくところか(一同笑)
アヤ
「…もう、逃がしてあげることもできなかったの?」
天鶴
「…ん? その戦、傘が丘の戦じゃなかったか? たしかあれ、何故か城攻めが終わったあとに総大将が討ち死にしたって大騒ぎになった気が…」
須王
「戦の名前なんかしらねーよ。たしかに腹いせで本陣切り込んでやったのは覚えてるけど。まぁ、実際自害する直前にきちまったし。息子も旦那も討ち死に覚悟ででていってたんだよ。今さら逃がしてやるっていっても聞かなかったろうさ。家を持つってのはそういうもんだ」
アヤ
「そっか…」
カズマ
知識判定出来るスキルはなかった。《サーチング》ならやってみるのに…
ミツキ
《歴史》はアイちゃんだったかな(笑)
GM
難易度二十です(笑) そうとう前の戦話だからね
ミツキ
俺ほら、鬼知識は皆無だから(笑)
アイ
なんか歴史知識なんか持ち出すのも野暮な気もするけど
GM
まぁ、それは好きにしていいよ(笑)
アイD
2D6->(2, 5) = 7
アイ
ムリムリ
アヤ
(笑)
カズマ
古い話なんだねー
アヤ
「(なんだかせつなそうな顔でぎゅーっと桜花を抱きしめている)」
須王
「ま、武器なんて別にどうだっていいのさ。要は武器に負けない強いやつがいればいい。所詮道具だ。道具ってのは使われ方の方が大事さ」
アヤ
「でも、あたし、大事にするわ、この剣。ありがとう」
須王
「よせやい、賭けで負けてもってかれたもんにそんなに感謝されたら、こっちが困るぜ」
アヤ
「いーの(にこにこ)」
天鶴
「勝負に負けて、だからな。おじょうちゃんと話の女じゃ訳がちがうんじゃないか?(笑)」
アヤ
(笑)
須王
「うっせ(ぺぺぺぺ)」
カズマ
ここでカズマが手元に残月について聞こうものなら、それは特に面白い話もない埃かぶってるのももったいないからとか言われそうなのでやめておこう(一同笑)
天鶴
「その残月は俺が出来上がるところに立ち会ってるから、よく知ってるよ」
アヤ
それもお手製かー
カズマ
できあがりにもふもふした祝福を受けた剣か
アヤ
(笑)
須王
「お前もよく喋るよなぁ。人語話せるようになってそうとう経ってんのに、まだ浮かれてんのか?」
天鶴
「うっせ(ぺぺぺぺ)」
カズマ
ゆうていみやおう(中略)ぺぺぺぺ もょもと!
アヤ
いやいやいや(笑)
アイ
懐かしい話題が(笑)

参考:ドラゴンクエスト2 ふっかつのじゅもん

天鶴
「その剣が人間たちが鋼を使って武器を使えるようになった最初の剣さ」
須王
「そうなの?」
天鶴
「…お前はよく考えないで人に物を教えるヤツだよなぁ…」
カズマ
この地域の初スチールソード。現代にあれば国宝級だ
GM
日照初のスチールソード
アヤ
うわーお
ハヤト
ふぅむ
天鶴
「こいつがここの倭人に鋼の使い方を教えるのに、見本として打った剣なんだ」
アヤ
てか、普通に高値で売れるんじゃないか、と中の人は思う。ゆさゆさあたりが飛びつくんじゃないか(笑)
カズマ
わはは
ミツキ
てか、そんなものがよく腐らなかったなと外の人も思う
天鶴
「もっともその鍛冶師ももう死んでるし、その話はなかったことにされてるから、それほど価値はでないだろうけどな」
アヤ
あらん
アイ
なかったことに(笑)
須王
「俺ら鬼は化け物扱いだからな。そら化け物に習ったって言いたくないだろうよ(肩をすくめる)」
カズマ
ということはこの剣には、この真なる鬼の輝く汗と飛び散る汗とほとばしる汗とが入っているわけだな
ハヤト
汗だくだ
アヤ
(笑)
須王
「いやまぁ、たしかに汗まみれで作ったけどよ」
アヤ
まさに汗の結晶
アイ
なんか言い方が……(笑)
カズマ
心の中で「折れたらゴメン」と思いつつ使おう