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標的捕捉(1)
- GM
- さて、そんなわけで、一応無事に到着出来ました。目の前にはシンデレラ一家の家があります
- 黒龍
- ああ、継母とお姉さんと…
- ミギワ
- あれ、シンデレラって名前だったの?
- 龍
- "灰かぶり"だよ。…ホントの名前なんて云うんだっけ?
- 黒龍
- いや、灰かぶりなんじゃ……そうやって呼ばれてるんだろ?
- 龍
- でもホントの名前があるハズじゃん
恐らく、龍の云うホントの名前はペロー版の「サンドリヨン」の事。休題。
- GM
- まぁさておいて、えー…ロールプレイは省略するが、「虐められています」っていうところで
- 龍
- (気取った口調で)『ぅわぁたくし達は舞踏会に行きますから、あぁなたはちゃんとお留守番してるんざぁますわよ』って
- ミギワ
- スネちゃまのママじゃん(笑)
- 龍
- 『そ、そんなぁ~、ゎ、わたしはお留守番…なんですか。
…(地の底から絞り出すような声で)ぉお留守番、ぅわかりました、のことよっ』(一同大爆笑) - GM
- 絶対違うから、それ(笑) そんな喋り方しないからシンデレラ
内輪ネタで恐縮ですが、以前プレイしたセッションで、友人(男)がロールした「お嬢様口調」模写(面白すぎて度々ネタになっている)。
「ですことのよ」が付いてたらいいってもんじゃないといういい例。
- 黒龍
- じゃあ、これからこっそり侵入する方向ですか
- GM
- うん。もう継母及び姉二人は出かけていきました。
シンデレラはひとり悲しく、しくしくと、皿洗いぞうきん掛けその他諸々掃除機かけたりなどしております。…掃除機はないか(笑) - ミギワ
- じゃ、気付かれない様にそっと手伝います
- 龍
- 先を越されたー!!
- 黒龍
- おいおい…(やるつもりだったのか…)
- シンデレラ
- あら? おかしいわね、ここはまだやっていなかったハズなのに…
- 龍
- はい!(張り合っている)
まだ洗ってない食器を見つけ、洗い終わり、そこにそっと薔薇を一輪添えておきます(一同笑) - GM
- あ~、そこまでやるとねぇ、目標値…
- 龍
- はい(おもむろにダイスを握り締める)
- 黒龍
- に…兄ちゃんやる気満々だ…
- GM
- そうだな、14で、【T】+2D6でチェックして(期待値出ないと駄目だよ~)
- 龍
- (ころころ)…大丈夫! じゃ、薔薇を一輪
- シンデレラ
- …何かしらこの薔薇。(手に取る)つっ!
- GM
- シンデレラの指先から、血がタラリと。指先を口に銜えます
- 龍
- しまった、そうなったか!
- 黒龍
- あれ、兄ちゃんのちゃんとトゲ取ってあるんじゃないの
- GM
- だって元・棒手裏剣ッスよこれ(笑)
- 黒龍
- あ、そうか。威力がいるな(笑)
会話抜粋。
龍「GM! この"棒手裏剣"(手投げ武器のひとつ)、薔薇の花って事じゃ駄目ですか!」
GM「ば…薔薇? べつに良いけど……」
龍「じゃ、薔薇って事で(いそいそとキャラクターシートに書き込む)」
…龍のPLは、こういうネタが大好きです
- ミギワ
- じゃ、こっちはシンデレラの後ろにある机にそっと包帯を(やっぱり張り合っている)
- ヒデジ
- 見えないと思って悪戯しまくりだなぁ
- 黒龍
- …あ、でもこうやって配達してるんだよな、普段
- ミギワ
- 幸せをね
- ヒデジ
- もしかしてさこれ、配達中に見つかったら相手の鳩尾をこうどすっとか(笑)
- 黒龍
- 余裕余裕。《急所攻撃》持ってるからそこは委せて
- ヒデジ
- そうやって、証拠を残さない様に…
- GM
- いやあの君達、勘違いするな。証拠を残さない様にプレゼントを渡すんじゃ意味がない。
サンタの素晴らしさを世に知らしめなきゃならないんだから - 一同
- そうだった!!!!
一同、ようやく事態の認識を始めます(笑)
- 黒龍
- じゃあまず、ミギワがパフォーマンスサンタらしくアピールをしなきゃいけないのか
- ミギワ
- それじゃ、机の上に包帯を置いた後、その下に隠れてる(笑) 赤い服がちらほら視界に
- 龍
- 弟よ。ツカミはお兄ちゃんに委しとけ
- 黒龍
- 弟はじゃあ、荷物をもって待機を
- ヒデジ
- じゃあ………じぃは護衛を(一同笑)
ていうかもう既に、あのプロテクター付けてるから(一同爆笑) - ハナワ
- サンタギア、もう着てるの?
- ヒデジ
- コゥォォォオオオォォ─とか云って(一同大爆笑)
- 黒龍
- さ…サンタギア……(笑いで息も絶え絶え)
- ヒデジ
- 危ないよ~こうバルカンも持ってさ。「コォぉー、コォぉー」って
- ハナワ
- バルカン背負って、サンタギア着て…(笑)
- ヒデジ
- いや背負ってないから。もう構えてるから(笑)
- 龍
- まだ使わないよ!(やっぱり笑いが止まらない)
- GM
- どんな門兵でも走って逃げるわ(笑)
- 黒龍
- あれ、魔法使いのお婆さんが来たら、じぃは護衛に走らなきゃならないのか
- ミギワ
- うん、そうなるよねぇ
- ヒデジ
- え、魔法使いのお婆さんが来るのを、防がなきゃならないの? 俺等って(解ってない)
- ミギワ
- そうだよ。魔法使いのお婆さんを撃ち殺して…(物騒)
- ヒデジ
- なるほどなるほど。ようやく目的が判ったよ俺(笑)
- 黒龍
- 魔法使いのお婆さんよりも先にこう…
- ミギワ
- 王子様を渡す
- 一同
- 違う!
- ハナワ
- ドレスと靴を渡す
- GM
- この場合はモロに出ても良し。世の中にサンタの存在を知らしめ、信じさせなきゃいけないから
- 龍
- よし! じゃあ弟行くぞ!
- 黒龍
- え
そして、龍の取った行動は。
- 龍
- 家の正面玄関へ回ります。んで、こんこん、えーくすきゅーずみー!!
- ヒデジ
- トナカイがいくのかよ(笑)
- ミギワ
- はぁい?
- 一同
- ミギワさんが出るのかよ!
- 龍
- ぉおっと失礼家を間違えたぁーっ!!
……弟よ、この家は間違ってる! この家には… - 黒龍
- ?
- 龍
- (厳かに)MONSTERが住んでいる
- GM
- 莫迦だ──!!(笑いながら突っ伏す)
- 黒龍
- も…モンスター?
- 龍
- そうだ! あの某豆腐店のステッカーは間違いない! …アイツは伝説の走り屋だ! まさにモンスター!
- ミギワ
- カーボン製の上履き履いてるしね
- 黒龍
- …でもそれソリなんだろ? てことはやっぱり橇付けないと…(笑)
- ミギワ
- スケート靴じゃんそれじゃー(笑)
- ハナワ
- えーと、それじゃあムードを作りだす為に、カーステでリン・ミンメイのCDをかけておく(笑)
- GM
- (裏声で)♪おぼえてい~ますぅ~か~
- 龍
- はい! 負けじとサンバのCDをガンガンかけます(一同笑)
- ヒデジ
- 超訳わからねぇ(笑) 家の前にソリが2台止まっててガンガンCDかけてんだよ?
- 黒龍
- それ、シンデレラ不審がって出てこない?
- シンデレラ
- まぁ! 舞踏会はこんなところでも始まっているのかしら?
- GM
- …でもシンデレラは家事をだばだばと続ける
- 龍
- ああ! スルーされた! …じゃあ取り敢えず弟よ
- 黒龍
- (突然振られてびっくり)…あ、じゃあ僕はガラスカッターを使って2階からこっそり侵入すりゃいいのかな…
- 龍
- いや弟よ! サンタは煙突からだ!!
- 黒龍
- え? …じゃあ降下用ロープか…
- 龍
- よし、兄ちゃんが連れてってやるからな
- ハナワ
- んー、大人しく、真正面から行きましょうかねぇ~
- ヒデジ
- いえ煙突が無ければ作ればいいのですよぼっちゃま(きっぱり)。
何の為にこの爺が居ると - 一同
- あははははははははは!!!
- ハナワ
- そうか~い、判った、ヒデじぃに委せたよ~(笑)
- ミギワ
- こわいよー
- GM
- ひどいよー
- ヒデジ
- 酷くないよ。煙突が無いんだもん。サンタは屋根から入るものってのがあるしさ
- 黒龍
- 煙突無いの?
- GM
- 有るよ!(笑)
- ヒデジ
- …ちっ(舌打ち)
- GM
- 大体、なんで勝手に無いことにされてるんだよ(笑)
あ、煙突の奥で火が焚かれたりしてるけど気にするな!(笑) 煙ももうもうと出てます - ヒデジ
- まずはその火を消して、それから催涙弾を投げこんで、乗り込むと
- ミギワ
- 違うでしょ、プラスチック爆弾投げつけるんでしょ
これら然り陣羽織然りサーコート然り、立派な公式アイテム群である。
- GM
- いやだから落ち着け君達。届けるのは不幸じゃないんだ!(一同笑)
果たして、この調子で「プレゼント」を無事届けることが出来るのか!
…出来るのか?